化学物質による健康被害や土壌汚染などが問題になることが増えるにつれ、その測定結果が裁判などの公の場で使われることが多くなってきています。また、材料や食品の分野では測定結果により輸出入が制限されたり、工場のラインがストップするなどの対応がとられることも少なくありません。そのような背景の中、試験所の技術的な能力を担保するシステムの必要性はますます高まっています。
多くの企業はこのような認識の中、責任を持って精度管理に努めていますが、一部分析業者の不適切な業務が社会的に問題となった事件も増えてきています。このような不適切な分析結果による企業のリスクを低減するために、分析業者の選定に公的な認定の有無を基準とする動きがお客様の中に出てきています。
当社では1998年よりISO9001の認定をとり、精度管理の向上に努めてまいりましたが、社会的な要求と、より実務に即した精度管理を目指し、積極的により難易度の高い認定を取得してきました。結果としてシステムの運用にとどまらず試験所としての技術的な能力についても審査される以下の規格について認証を取得しております。
そして、この品質管理に関するポリシーは、上記の認定業務以外の測定・分析にも展開されており、会社全体としてより信頼性の高い測定結果をお客様にお届けできるよう常に努力しています。
基本的に測定分析業務というのはサービス業であり、その品質は製品のように目に見えるものではありません。しかし一枚の紙に書かれた数値の背後には多くの作業と精度管理の過程があります。そのようにして出された数値に関して、その精度管理も含めた操作の過程がたどれる、「分析のトレーサビリティー」が保たれていることが精度管理上重要であると考えています。
当社ではLIMS(Laboratory Information Management System)というデータベースシステムを開発し、業務に取り入れながら進化させてきました。このシステムは、分析過程での単純ミスを低減し、トレーサビリティーを保つのに有効であるとともに、大量の検体について品質を保ちながら処理することにも繋がり、高精度・短納期を安定的に維持できる原動力となっています。
適切な測定を行うためには人員の教育も重要なファクターとなります。当社では上述した品質管理システムに基づく計画的な人材育成を行うと共に、主要な管理要員にはISO/IEC17025の内部監査員資格を取得させるなど、養育にも力を入れています。また、公的資格の取得も奨励しており、一例として現在以下のような資格者が在籍しています。
(平成20年8月時点)
是非一度当社に訪問していただき、これらの取り組みを実感していただければと思います。ラボを見学し、技術者の話を聞くことが、信頼できる業者を選定するのに最も有効であると私たちは考えております。